会報(ニュースレター)一覧

カラフルライフ Vol. 40 (2008年10月号)

目次
  • 品川裕香さんの子ども支援最前線
  • 田中康雄先生のドクターのつぶやき
  • えじそんママのHappy子育て
  • 子どもを思う気持ちと技術(20個の取り組み)
  • るるこのまーいっか・・・
  • 講演会情報、その他お知らせ
  • KYのひとりごと
  • ボストン研修報告
  • えじそんくらぶの会
アンガーマネジメント

この夏、あるところでアンガー(怒り)マネジメントのワークを実施しました。そこで、「どんな時に怒るか」と聞くと、その中の何人かは、「あまり怒ることがない」というのです。私は児童養護施設で被虐待児の支援やえじそんくらぶの活動で、2次障害になった発達障害のある子や成人をカウンセリングして「怒り」に満ちた人が多かったので、ちょっと意外でした。彼らにその理由を聞くと、「ムカつくことを言われても無視すればいい。カチンと来ることを言われたら、やんわりと「そういわれるといやになっちゃう」というから大きな怒りにならない。誰かに相談する。愚痴る」というのです。つまり、すでに自然にアンガーマネジメント法をマスターし、実践しているのでした。この違いはどこから来るのでしょうか?

夏のアメリカ研修旅行では、知的障害や強度の行動障害や自傷行為のある自閉症の生徒のための学校で、就労支援や親支援に関して視察してきました。(詳細は会報誌11p参照してください。)  そこではストレスマネジメントの指導が充実していました。私は今回、豊かな人生を送るためには、学校で学力を高める指導も大切ですが、「就労支援やストレスマネジメントを含む、自己コントロール力やソーシャルスキルを高める支援」が重要であると再認識しました。障害の有無に関係なく、ストレスがあるとき、人は実力を十分に発揮することはできないのです。すべての人が最大限の力を発揮するためには、「各人の自己理解と他者理解が基本であり、安全な家庭と学校、社会が重要」と当たり前の結論が再浮上しました。そして「安全な家庭」のためには子育てのストレスの軽減など虐待の防止プログラム、そして「安全な学校」のためには、子どもたちのストレスの軽減やいじめ防止プログラムが必要です。

今年度、親のストレスマネジメント講座(札幌11月18日から3回・奈良2月22日等)だけでなく、子どもコミュニケーション力を高めるワークのインストラクターの養成講座(長野11月27日・東京12月7日・埼玉等)も提供していきたいと思います。情報は随時、HPに更新しますので、ご確認下さい。

また品川裕香さんとのコラボで、いじめ予防の活動にも力を入れていきます。みんなでひとつずつ実行していきましょう。(高山恵子)

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カラフルライフ Vol. 41 (2008年12月号)
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