会報(ニュースレター)一覧

カラフルライフ Vol.49(2010年4月号)

目次
  • 田中康雄先生のドクターのつぶやき
  • 品川裕香さんの子ども支援最前線
  • 点滴?みたいなQ&A
  • るるこのまーいっか・・・
  • 二人三脚 最終回
  • えじそんママのHappy子育て
  • えじそんくらぶの会
  • エンジョイ☆ADHD・お知らせ
出会いが人を変える

 NHKの教育テレビ「きらっと生きる」(2月19日放映)でえじそんくらぶのニュースレターでもおなじみの「あーさ」さんが紹介されました。前回のニュースレターに紹介できなくて残念でしたが、ご覧になられた方も多いことと思います。とてもいい内容で、最近はこのように丁寧に取材された発達障害の紹介番組が増えてきて安堵しています。
 NHKの番組審議委員会に出席していますが、NHKも4月からいろいろな新番組を放映予定のようです。人気番組の「プロフェッショナル」に代わりに「こころの遺伝子~あなたがいたから~」という「人生に影響を与えた運命の人」に焦点を当てた番組が始まります。これは私がいつもお話してるカリスマティックアダルトにつながるお話で、とてもいい企画だと思います。

 人との出会いで人生が変わるということはたくさんありますよね。私が仕事関係で出会う発達障害の関係者には発達障害の特性をお持ちの方が非常に多いです。少しくだけた感じになってからの食事会では、皆さんの学生時代のお話もたくさん出てきて、感動する「出会いのエピソード」がたくさんあります。ご本人の許可を得て、講演会でも詳細させていただいていますが、特別支援教育のなかった時代の、まさにナチュラルサポートのエキス満載なのです。その話を編集者の方にしていたら、学研の教育ジャーナルという雑誌のコラム「カリスマティックアダルト:出会いが人を変える」を1年間連載させてもらうことになりました。
 4月号は自己紹介を兼ねて、高山恵子の場合を紹介しました。5・6月号の「いい先生に出会って小児科医になった方」「九九ができなったけど物理学で博士号をとった方」の対談原稿を書き終えたところです。これから校長先生、大学教授、指導主事の先生などいろいろな方を紹介する予定です。自薦他薦もOKです。これぞというエピソード(発達障害だけに限らず、なにか人と違っているということで、学生時代に生きにくさを感じたり、挫折感を味わったりすることがあっても学校の先生の言動で人生が変わったというギャップがなるべく大きいお話)のある方は、ご一報下さい(投稿はえじそんくらぶ会員のみとさせていただきます)。人生では学校の先生だけがキーパーソンというわけではないですが、この雑誌は教育関係者(特に管理職や指導主事)の方が購読者に多いと聞いていますので、このコラムでの紹介は学校の先生(保育園・幼稚園から専門学校・大学院、塾の先生まで含みます)に限定したいと思います。「アンバランスのまま生きる、アンバランスのまま育てる」ということは、長い目で見たときに豊かな人生の条件の一つの選択肢になると思います。値観の転換:目からうろこ体験がおこるようなコラムにしたいとおもっています。

 実は、イスをガタガタさせて後ろにひっくり返ってしまったエピソードを持つ人が、周囲にとても多くてびっくりしています。専門書も出している有名な児童精神科医、心理学部の教授、テレビに良く出る国会議員、校長先生、国家公務員では、法務省、厚生労働省、文部科学省のある職員の方、研究者など・・・、非常に多いです。通常、多動は思春期前に治まるといわれていますが、この方々の中には、参加者が多数いるシンポジウムの話題提供者としてステージに座っていたときに後ろにひっくり返ったという、楽しい(?)エピソードをお持ちの方もいます。
 私たちはみんな不完全です。お互いの不完全さを追い詰めることなく、優しいまなざして見守り、サポートしあえる社会にしたいものです。4月2日からの発達障害啓発週間で、各地で色々なイベントが企画されています。是非、今まで参加したことのない方を誘ってみてはいかがでしょうか。(高山恵子)

カラフルライフ Vol.48(2010年2月号)
カラフルライフ Vol.50(2010年6月号)
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