会報(ニュースレター)一覧

カラフルライフvol.90(2017年2月号)

  • 品川裕香さんのLD支援最前線78
  • えじそんくらぶ便りその11/4コマ漫画・年会費お支払いのお願い
  • 向井義先生のライフコースを広げよう
  • 合理的配慮の時代の支援とは (長谷川理事)
  • 会員さんのエッセイ「子育ての途中」最終回
  • えじそんくらぶの会 活動予定/ えじそんくらぶの会の設立について
  • エンジョイ☆ADHD/事務局からのお知らせ
三浦知良選手の記事を読んで

1月11日の日本経済新聞によると、「J2の横浜FCは11日、現役最年長選手で元日本代表のFW三浦知良(49)と今季の契約を更新したと発表した」そうです。「2月26日に50歳となる三浦選手はプロ32年目」、現役続行ということです。「昨季はリーグ20試合に出場して2得点。8月7日のC大阪戦でゴールを決め、自身の持つJ2最年長得点記録を49歳5カ月12日に更新した。9月の天皇杯全日本選手権では最年長出場記録を樹立した」ということですから、自分の体の衰えとの戦いは相当な努力が要ることでしょう。

ずっと第一線で活躍し、人気も実力もトップという時に、突然10歳年下の中田選手が登場。世代交代で日本代表落選という辛い体験をしながらも、まだ現役選手を続行するということに本当に驚かされます。自分より若い人がどんどん育ち、そしてリタイアしていく中で、過酷なトレーニングに耐え気力・体力を維持しているというのは並大抵の努力ではないと思います。

世代交代は世の常です。学校現場でもかつての団塊の世代の大量採用の影響で、今、ベテランの先生がたくさん退職しています。特別支援教育の分野の先生方も例外ではありません。いろいろなところで、次世代の育成の重要性が語られています。久里浜の国立行政法人特別支援教育研究所で毎年講師をつとめていますが、特別支援教育の研修を受ける全国から集まる先生方もとても若くなっています。自費で研修を受けないと発達障がいの子の支援方法が学べなかった時代から、たくさんの無料の研修のある時代になりました。保護者の方も、全く情報がなかった時代に子育てをしていた方々は、情報が潤沢にあり、小さい頃から支援システムもそれなりにできあがっていた今の世代の保護者に対しては複雑な思いがあるかもしれません。その中で、保護者の立場の方が、資格を取り、支援者になった方もいます。

最近は、高校や大学での特別支援教育が少しずつ増えています。そこで活躍している方々の中には実は退職した小学校の先生方もいます。学校教育相談や大学の学生支援室に、現役時代に特別支援教育に力を入れてていた方々が就職してくださるのは頼もしいことです。高校や大学も勉強しない人は落第させる、退学させるということではなく、1人でも多くの学生に対して合理的配慮などを適用し、卒業させるという共通目標持ってほしいと思います。

三浦選手は「今1日1日を良い選手としてプレーができるよう頑張るだけ。どこで引退するかは今は考えていない」と、テレビのインタビューで言っていました。

いつまでも続くその気力ややる気、努力はどこから来るのでしょう。「中田選手が登場してからは、良い結果を出そうということではなく、サッカーをすることを楽しもうということに切り替えたら楽になった」ということです。誰かと比較せず、今できることを頑張る。シンプルですが大切なことだと思います。

昨年、女性薬剤師会の総会でADHDの講演会をしました。参加者のアンケートに70代以上と言う項目があってびっくりしました。自営だと定年は無いのだなぁと痛感しました。このニュースレターを読んでくださっている方の中には、定年後は何をしようかと思っている方もいるかと思います。いつまで働くか、定年後どんな人生を歩むか、それこそ多様性ですね。

来年度からは、このニュースレターもトータルで五回と発行回数は一回少なくなりますが、一回ごとの紙面は増やし、内容はより豊富になるようにと考えています。えじそんくらぶへの引き続きのご支援ご協力、よろしくお願いします。 高山恵子

カラフルライフvol.89(2016年12月号)
カラフルライフvol.91(2017年5月号)
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