会報(ニュースレター)一覧

カラフルライフvol.78(2015年2月号)

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『あなたは内向的それとも外向的?』

いよいよ新しい1年がスタートしました。皆様は如何お過ごしですか?

以前行った「不登校の支援」の講座で、「内向と外向の特性」という好評なトピックがありました。

内向タイプは一人のときにエネルギーが充電でき、外向タイプは人と一緒にいるときに充電します。例えば、親が外向タイプだと、集団へ子どもを入れようと努力します。それが、本人
のためにも重要で、大切な支援だと心から信じているからです。

しかし、子どもが内向タイプだと、一人になることが大変重要で、集団ではプレッシャーを感じ、内向タイプの子どもはストレスを感じることになります。特に、感覚過敏がある場合は、集団がとても嫌です。それを無理やり集団に入れようとする人自体も不快で、敵対意識を持ってしまう事があります。親や先生は、登校させることだけを目的にするのではなく、学校にいく意義や楽
しみを話し合い、相手の特性を見極め、特に内向タイプであれば、集団で一人になれるよう配慮が不可欠です。

このような、話をしたら、その勉強会の時の何人かの保護者が、「自分は外向で子どもは内向、一人になることが必要という感覚が理解できなく、その気持ちに共感することなく、学校に行かせること、集団に入れることだけ今まで考えて無理強いしてきた気がする。それが、子どもに大切な支援と信じてやり続けていた。まず、一人の時間を確保してあげたい。」と感想を書いてくれました。

学校でもあることです。休み時間くらい1人でぼーっとしたり、図書室で本を読んだり、好きな虫と遊びたいと思うことが多い生徒さんが、外向タイプの先生は集団で遊ぶようにと声掛けして、介入します。休み時間に1人でエネルギーを充電して次の集団活動に向けて休憩しているのに、そこで集団活動を強制されることは内向タイプには辛いことなのです。

これに対して内向タイプの人が、「1人にさせて欲しい」と外向タイプの人に自己主張できるかということも大切なことです。例えば、集団活動を無理強いされたと感じたとき、「僕(私)には一人になる時間が必要! ほっておいてください!」と子どもが言えるか、そしてそれを大人が、わがままなのではなく、その子に必要な配慮だと理解し、集団に無理に入れることをやめるか?という選択の差が、ストレス状態の差を生むことになるでしょう。

親や先生に一人になりたいと言えない場合、もしくは、言えたとしても、わがままとして、取り上げてくれなかったら、ずっとストレスフルな環境下で我慢し続け、身体化現象、アレルギーや自律神経系のトラブルが表面化するきっかけになる可能性が高いのです。

もし、自閉症スペクトラムの診断名がついていたとしたら、それは、合理的配慮として、学校は一人になれる空間を確保し提供することが、法的にも必要です。法律がなくても、診断名がなくても安全の欲求を満たしてあげるという配慮が、思いやりというレベルで大人の判断基準を変えることができたら、いろいろなことが変わってきますね。

「ありのままの自分で人生を変える 挫折を生かし心理学」という本を教科書として大学の教職課程で使っています。内向・外向チェックリストをつけて、お互いの特性を理解し、尊重しあい、将来この違いをしっかり理解した生徒指導を実践してもらうための授業です。

この本は特に「内向的なタイプの人が、自分を肯定的に見ることができ、元気になれる本」という感想が多いのも、うれしいことです。この本同様、ベターライフプロジェクトという冊子も自己理解にとても有効な冊子です。
コピーフリーですのでご家族でご活用ください。自己理解と他者理解をすすめ、皆さんの素敵な1年を心よりお祈りしています。(高山恵子)

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カラフルライフvol.79(2015年4月号)
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