会報(ニュースレター)一覧

カラフルライフvol.76(2014年10月号)

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天候が悪いと体調が悪くなる?

季節の変わり目で三寒四温ですか、皆様の体調はいかがですか?
各地域で豪雨など自然災害が増えていますが、皆様の地域はいかがでしょうか。

発達障害のある人の多くが、天候や気圧の変化で体調不良になることがあるようです。
厚生労働省で発達障害支援懇話会(OHTOT 通称 「オットット」の会:発達障害の特性を持つ人と厚生労働省の専門家が発起人となって発足した勉強会です。その発起人5人の頭文字を並べたら、偶然このようになりました。ちなみに私はTです。)というユニークな勉強会をやっていますが、ここで話題にもよくあがります。ASDの方は特に大変で、天気予報の情報を事前に入手し、体調管理に役立てている人もいるそうです。

発達障害のある人は交感神経と副交感神経のバランスがうまくとれないという特徴も二次的に持っています。自律神経失調症と言うものです。自律神経(心臓を動かしたり、呼吸、血圧など、自らが意識しないでも自然に働く神経)には、交感神経と副交感神経という2種類があり、この2つのバランスを取ることで、私たちは健康状態を維持しています。

朝目覚めると徐々に交感神経が優位になり、活動するのに適した状態を整えます。夕方以降は副交感神経が優位に働き、日中の活動で疲れた体を休めるのに適した環境をつくります。この2つがうまく切り替られるとよいのですが、この切り替えがうまくいかず、交感神経ばかりが活性化して修復機能を持った副交感神経の働きが弱くなると、自律神経のバランスが崩れ、免疫機構も落ちてきます。

そして、ストレスによる自律神経のアンバランスで、不眠、筋緊張、頭痛、胃と腸の不調、心臓病、高血圧、アトピー等のアレルギーなどがでてきます。

ストレスホルモンやドーパミンの影響で交感神経が優位になることもあります。一時的には良かったりしても、副交感神経との交換が難しく、ハイパー(多動)の状態が続いてしまったり、リラックスできず、眠ることもできないというような状態になることが多いようです。これがかなりひどくなると、双極性障害のほうに移行する方も臨床現場にはいます。本当に休憩は大切ですね。

その身体化現象が、ストレスからきていることに気がつかず、何か痛みがあったときに鎮痛剤を飲んだり、疲労感があるからと言ってビタミン剤を飲むといった対処療法では、残念ながら根本的な改善にはなりません。

筋緊張が強くて、体がリラックスできないという人が多いのも特徴です。
私たちは、親や先生たちから「姿勢を正して背筋を伸ばして、しっかり立って」と言われますが、なかなか「力を抜いてリラックスして」という指示がないように思います。ですから、ずっと無駄な力が入ったままになるので、すぐ疲れてしまいます。

息を止めて歯を食いしばって何かをやる、という行動パターンが身に付いている人も多く、スマホの入力や勉強のとき、「気がついたら呼吸をしていなかった」とか「呼吸が浅くなる」という人も多いです。

水を飲んでからの深呼吸は大変重要で、深呼吸をすることで、確実に副交感神経優位になりますので、水分を十分とって、深呼吸を普段からするようにしましょう。最近では、グリーンエクササイズと言って、自然の中で深呼吸をしたり歩いたりすることが非常に良いことがわかっています。

これからは紅葉の季節です。いろいろな学会も秋には開催されます。LD学会では、2つ(子育て支援と高等教育での支援)自主シンポジウムに参加しますので(詳細は8ページを)、興味のある方は、是非ご参加ください。(高山恵子)

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