会報(ニュースレター)一覧

カラフルライフvol.74(2014年6月号)

  • 品川裕香さんのLD支援最前線61
  • 向井義先生のライフコースを広げよう
  • 橋口理事の子育て体験記2
  • 会員さんからのQA
     /JDDネット年次大会のお知らせ
  • 事務局から…理事交代のあいさつ他
  • えじそんくらぶの会 活動予定
  • エンジョイ☆ADHD/編集後記
高等教育・成人の支援~実力が出せないあなたに~

5月に東京国際フォーラムにて、成人ADHDシンポジウムがあり、約200人の精神科医に向けて、当事者と家族の視点からお話をさせていただく機会がありました。
私が本当の障害受容ができたときは、実は、薬が効いたときです。以前の私のように自分の特性を知らずに苦しんでいる方へ、必要な情報と支援が届くことを期待したいと思います。
そして、文部科学省も発達障害のある大学生のモデル支援事業を実施し、私もこれまでに沖縄の2つの大学を中心に依頼を受け、学長や職員向けの研修や障害学生支援室のスタッフ研修や、学生むけに発達障害の理解と支援の特別授業をしました。ところが予算終了後、継続支援している大学が極端に少ないのです。

個人カウンセリングを通じて感じることは、学生支援室や相談室の質の向上です。これからは、合理的配慮ということで、診断名のある学生さんたちには、学生生活がスムーズに行くよう期待したいところです。そして、支援団体として成人ADHDなど発達障害の情報をしっかり届けたいと思います。
発達障害があると、高等教育や職場で大きな失敗体験が多発するのは、当事者の私がよく知っています。私が、ADHDとLDがあるとわかったのは、30代になってからです。それまでの挫折は数えきれないほどです。特に薬剤師の国家試験に落ち、特性に合わない職場で働きながら、再チャレンジする時が、みじめで一番つらかったです。ですから、一人でも多くの方が、自分らしさを見つけ、生かせるお手伝いができればと思っています。
サポート校での就労支援をしていて、必要な支援が、見えてきました。やはり、特性の理解と「わかる指示の出し方」、そして「セルフエスティームの高め方」「ストレスマネジメント」です。そう、学童期前と小学校での支援と全く同じです。冊子「親子のストレスを減らす3つのヒント」の内容がそのまま使えますので、参考にして下さい。そして思春期以降、重要なのは、「アドバイスの仕方」です。相手が否定されたと感じないようにしないとストレスの逃走・闘争反応がすぐ起こります。ですから共感・肯定的な言葉がけがまず、必要です。

ここまで、読んで「もう知ってることばかり」と思うかもしれません。でも「知っている」ということと「日常で使うこと」には、残念ながら大きなギャップがあります。私も講演や本を出版しているのですから、知識は十分なのですが、実行機能が伴わず、歯がゆい思いを日々、味わっています。発達障害は、慢性的です。特性は基本的に成人になってもマイルドになることは、ありますが、完全消滅はしないのです。そして大切なのは、親子の距離感で、他者が介入したほうが有効な場合があります。
3月4月に整理整頓コーチング・講座を入間市でトライしました。そのモデルケースとして発達障害のある方への有料ADHDコーチングセッション(コーチ:浜島美樹 スーパーバイズ:高山恵子)も会員限定で提供しますので、ご希望の方は、事務局へご連絡ください。(高山恵子)

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