会報(ニュースレター)一覧

カラフルライフ Vol.21 (2005年8月号)

目次
  • 田中康雄先生のドクターのつぶやき
  • 品川裕香さんの子ども支援最前線
  • 会員アンケート結果報告
  • Dearずれちゃん(眼科とオプトメトリスト)
  • 発達障害者支援法関連 活動報告
  • ちゃんと見えていますか?
  • とんとこの風景
人は人によって影響され変化する

先日、嬉しい報告をいただきました。
日本ヒューレット・パッカード社の方が、同社の社会貢献活動に申請してくださった結果、えじそんくらぶのこれまでの積極的、かつ着実な活動実績が大変高く評価されたようで社内審査にパスし、ノートPC・プリンタ・プロジェクタの寄贈が決まったとのこと。選考時に用いたえじそんくらぶの資料で、審査官のAD/HDに対しての理解も広まったそうです。

この方は、私のADHD講座に参加してくださった方で、ADHDやえじそんくらぶの活動に興味を持ってくださったのです。参加者の方が私の話を聞いてくださるだけでも感謝ですが、このように私たちの理念に賛同してくださり、自発的に支援者になってくださったことが本当に感動的でした。

また、昨年度はジョンソン&ジョンソン社からも助成金をいただき、「あなたが変われば子どもが変わる」という冊子を発行、無料配布させていただきました。NPO法人になってから早3年、多くの方にご支援いただき、本当にありがたく心から感謝しています。

日本自閉症協会、全国LD親の会、アスペ・エルデの会、NPOEDGEとともにJDDネットの設立総会も12月に予定されており、支援団体の活動も益々、重要度を増しています。

各会とも実態調査のアンケートを実施し、積極的に要望書を提出しています。えじそんくらぶも今回、会員の方を対象に、大規模な調査を実施しました。おかげさまで500人以上の方にご協力いただき、ADHDを取り巻く日本の実情が浮き彫りにされました。

発達障害の支援を考える議員総会では、他の会の方々からご指導を受け、ADHD支援団体ならではの視点から要望を出させていただき、文部科学省からも今後の活動に対しての返答をいただくことができました。

最近は、校長会の研修講師の依頼も増えました。やはり校長先生のご理解あっての「特別支援教育」というのが実感であり、現場の先生中心の研修会だけで、トップの研修に発達障害が入っていないと、現場ではなかなか機能しないようです。また数字的には、コーディネーターの設置率が高くても現場での支援の格差が広がる傾向があるようです。

しかし発想が柔軟で熱心な先生、校長先生も以前からたくさんいます。全体で約6%は存在するといわれる特性のある子どもたちに対し、特別支援教育や ADHD,LDなどという診断名がなくても、その方がたの、いわば「職人芸」で、支えられた子どもたちも多かったことでしょう。

また地域の中で、自尊心を高めてくれる「ご近所の力」もあったはずです。それらの「個人芸」をいかにシステム化するか、これが「特別支援」なのでしょう。

あなたには、あなたの人生に影響を与えた先生や地域の人、先輩や友人はいますか?

人は人によって、影響され変化していく生物です。私も多くの方との出会いの中で今の自分が形成されました。そして今、NPOえじそんくらぶも人によって、影響され変化していくのを感じています。その中で「障害は理解と支援で個性になる」この理念だけは、変わることなく進化していきたいと思っています。今後ともご支援、ご指導をお願いします。
(高山恵子)

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